雲片一つあるでない。
夏の真昼の静かには
タールの光も清くなる。
夏の空には何かがある、
いぢらしく思はせる何かがある、
焦げて図太い向日葵が
田舎の駅には咲いてゐる。
上手に子供を育てゆく、
母親に似て汽車の汽笛は鳴る。
山の近くを走る時。
山の近くを走りながら、
母親に似て汽車の汽笛は鳴る。
夏の真昼の暑い時。
『山羊の歌』より〜
中原中也のことをご存知でしょうか?
湯田温泉が誇る近代詩人です。
湯の町商店街を入ってすぐの生家跡には中原中也記念館として、今でもなお中也の足跡を残しています。
昨年は生誕百周年を迎え、盛大な行事となりました
今、百年の時を越えて
その事業の一環として、
湯田温泉の各宿泊施設の 全客室 に
詩集が配布されたのです
『山羊の歌』
『在りし日の歌』
湯田たまごの旅館では、ここに座られて詩集を読まれるお客様が大変多いのです。

そんなお客様の姿を拝見する事、とても幸せな時間です。
(星明子のように…)
中原中也の世界を感じてみませんか?
SLやまぐち号の汽笛が、湯田温泉の街に今日も響きました。